そして気になった映画。
まだまだヒットしている「ワールド・トレード・センター」

ポリティカルなメッセージの強い映画を作ってきたO・ストーン監督作品としては物足りない、という声も聞きますが
見る前に、こっちの勝手な期待で作品に色をつけてしまうのはよくない。
これはこれでかなり見ごたえのある作品でした。
率直に、一本の映画としてすばらしかったです。

まだ心癒えぬ遺族も多い近々な話でもあるし、ポリティカルな面で中核に踏み込むと、今回のテーマなどがハンパな形になってしまい、どっちつかずの作品になっていたでしょう。
また、アメリカ側から見た一方的な映画だという批判もありますが、その点は後で語ります。
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いやー、忙しい。
早くアップしなければ、と思いつつ、何週間か過ぎてしまった件について書きます。
今回は肩のこらない話題でひとつ。
今月初旬に観た映画について。
気に入ったもの、気になったものについて書いてみます。

まずは、気に入ったもの。
「夜のピクニック」です。
もうそろそろ上映も終るので、DVDが出たらぜひ観てほしい作品です。
恩田陸の原作は「第二回本屋大賞」に選ばれた佳作。
映画の方は、
ギャグ的なシーンが滑っていた点を除けば、実にじんわり心温まる良品に仕上がっていました。
ブログ「アジアの真実」のcomments欄にアップさせていただいた『出口のない海』の感想に
その後、原作の確認をして補筆したものを掲載させていただきます。

あくまで初見の率直な私的解釈ですのでご容赦を。
また、これから御覧になる方は、内容の詳細も記述しておりますので、慎重に読み進めてください。

全体の印象は、時間軸で言うなら、4分の3は「秀作」。
残りの4分の1が「???」という作品でした。
原作を、今の段階で確認していないので、なんとも言えない所はあるのですが、

着地が実にブザマな作品に思えました。

横山秀夫の原作を、同じ佐々部監督が映像化した『半落ち』は、映像、演出、脚本、キャスティングともにヒドイものだっただけに、今作も期待よりも不安が強かったのですが、
導入部から緊張感のある腰の座った映画に仕上がっていました。

山田-富川、両名の脚本の構成力と、北野武作品でお馴染の柳島カメラマン、そして充実した美術の力を存分に味わうことができました。
市川海老蔵の落ち着いた演技には器の大きさを感じられ、彼の両親役を除けば、キャスティングも概ね成功していたのではないかと思いました。

特攻以上に逃げ場のない「回天」という作戦(兵器)に、主人公たちが乗り込む中盤までは、実に見事でした。
「結構甘い描き方」であることは否めませんが、
戦争の悲劇、狂気が静かに語られ、時折垣間見る戦時の日常の風景にはドキリとさせられ、まさに秀作の趣きでした。

ところが、終盤にさしかかると、「おや?」と思う展開になります。
(要点に´△凌字を振っておきました)

_______これより内容の詳細となります___________
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