久しぶりに見応えあるクライム・ムービーでした。
『L.A.コンフィデンシャル』等で知られるジェームズ・エルロイが脚本参加した本作は
『L.A.コンフィ…』以上にリアルな描写と、厳しい結末が用意されている。
出だし、CMでもよく見かけたアルコール飲みながらの運転。
あの小ビンの中身はウォッカだ。
絶望的な身上を忘れるため…いやそれだけではない。
現実感覚をマヒさせないと立ち向かえない危険な現場に赴くためだ。
韓国人の犯罪者の前で車を止め、危ないブツの取引を始めるキアヌは、
その韓国人に「コンニチワ」と日本語で呼びかける。
明らかに険悪な顔になる韓国人。
交渉はこじれ、キアヌは韓国人にボコボコにされる。
「何がコンニチワだ!俺達は韓国人だぞ」
捨て台詞とともにブツを車ごと奪って逃げる韓国人たち。
若干ネタバレになるが、このリアルなシークエンスの説明をすると…
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